山家 公雄 エネルギー戦略研究所所長 日本政策投資銀行でエネルギー、環境などの融資・調査を担当。2009年からエネルギー戦略研究所で再生可能エネルギ-、スマートグリッドなどを研究。中立的なエネルギー・シンクタンクを心がけている。 この著者の記事を見る
JR東日本が新潟県内に持つ信濃川発電所(最大出力45万キロワット、水力)で、信濃川から大量の水を不正に抜き取っていた問題で、国土交通省北陸地方整備局は10日、同社の水利権を取り消した。JR東の清野智社長は整備局で記者会見して謝罪。首都圏での電車運行に必要な今後の電力確保について「綱渡り」と表現した。 処分を受け、川をせき止めていた宮中ダム(同県十日町市)の水門は開放され、慢性的に水枯れだった下流33キロに勢いよく水が流れ出した。 国交省によると、同社はダムの取水口など計6カ所の流量観測装置に不正なプログラムを設置。許可上限量の毎秒317トンを超えて取水しても上限量までしか記録されないようにして、02〜08年の7年間で少なくとも約3億1千万トンを不正取水していた。所長レベルの判断だったという。国内最大級の水力発電所は停止し、同社は使用電力の23%を失う。 清野社長は会見で、減便など運行
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