国内の女子ゴルフツアーが好景気に沸いている。来季の試合数はバブル期に匹敵する「38」で、賞金総額は35億2千万円と4年連続で史上最高を更新。大会主催を希望するスポンサーは「順番待ち」の状態だ。女子プロ人気の背景には何があるのか。 17日に発表された来季のツアー日程は、試合が行われないのは7月の第1週のみという過密スケジュールになった。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の幹部は「完全に休みの週を設けなければ、選手の体力と気力がもたない」と、うれしい悲鳴を上げる。 今季は「イボマー」と呼ばれる熱烈なファンを持つイ・ボミ(韓)が、男女通じて史上最高額となる約2億3千万円の賞金を獲得し、初の賞金女王に輝いた。イをはじめとする華のある選手の人気も手伝って、各大会の平均入場者数は約1万5千人で前年比で約6%増えた。 女子ツアーにはスポンサーを引きつけるもう一つの武器がある。各大会の開幕前に行われる「プ