死亡事故が起きたゴルフ場では事故後、注意して運転するよう呼びかける看板をカート乗り場にも掲げた=兵庫県三木市、小野写す8月に死亡事故が起きたカート道。下りのS字カーブを曲がりきれず、右の斜面に転落した。事故後、暫定的に転落防止のさくが設けられた=兵庫県三木市、小野写す 全国各地のゴルフ場で、カート運転中の事故が相次いでいる。客が死亡するケースも起きているが、運転を規制する法令はなく、事故防止は業界やプレーヤーまかせとなっている。 兵庫県三木市のゴルフ場で8月19日、カートがカーブを曲がりきれず斜面を転落、運転していた男性(65)が死亡し、同乗の男性(68)が両肩などにけがをした。今月6日には北海道ニセコ町で、コースを外れたカートが木に衝突、乗っていた70〜80代の客4人が重軽傷を負った。 死亡事故があった三木市のゴルフ場を含め、40道府県で131カ所を経営する「パシフィック・ゴルフ・