西武鉄道(本社・埼玉県所沢市)が製作したオリジナルアニメ「ちちぶでぶちち」がこのほど、第3回アニものづくりアワードインターナショナル部門で銀賞を受賞した。インターネット上で無料公開しているもので、秩父地方の各名所を舞台に、主人公の女性が「自分の王子様」を捜し求めるという設定のラブコメタッチのストーリーだ。 アニものづくりアワードはアニメと企業コラボに特化した国内初の賞で、コラボ商品や広告などを表彰する。今回の「ちちぶでぶちち」はアニメを活用して、秩父の魅力を海外に宣伝した手法が先進的であると評価された。西武鉄道としては秩父の魅力を伝えるアニメにすることで、国内や海外の観光客を秩父に呼び込もうという狙いがある。 「ちちぶでぶちち」は約25分の作品で、西武鉄道幹部の娘が主人公だ。父親に見合いの話を持ちかけられるが、彼女には忘れられない男性がいた。幼いころ、秩父で出会った少年で、一緒に歩いた秩父