京葉銀行は2025年1月6日、日立製作所と共同開発した次世代勘定系システムを稼働させたと発表した。動作プラットフォームをメインフレームからLinuxを採用したオープン基盤に切り替えたほか、アプリケーションを再構築したことで、システムの開発・保守の生産性を25%程度高められるとする。両社は開発着手から10年超を経て、難産の末に次世代システムを稼働させた。 次世代システムは2025年1月4日に稼働した。日立によると、次世代システムは「バンキングハブ」と呼ばれる新機能を備えており、異業種企業などが提供する外部サービスとデータをやり取りしやすいという。 京葉銀行が次世代システムの開発に着手したのは2014年3月。同行の2024年3月期の有価証券報告書によると、次世代システムの投資予定金額は182億5700万円となっている。当初は日立と静岡銀行が共同開発するオープン勘定系パッケージ(今のOpenSt