日本IBMは2013年4月4日、同社製データベース管理ソフト「DB2」の新版である「DB2 V10.5」を発表した。 アーキテクチャとして行形式の表と列形式の表(カラムストア型の表)を同時に扱える「ハイブリッド型データベース」を採用。通常の業務トランザクション処理に使うデータベースと分析処理向けのデータベースを、1つのデータベース環境内に共存できるようにした。行形式の表からカラムストア型の表を作成する際には、表定義に命令を追記するだけで済むという。 データを参照するための情報系システムを構築する場合、業務トランザクションが発生する基幹系システムとは別に設置することが通常だが、V10.5の新アーキテクチャを使えばその必要がなくなるという。日本IBMの塚本眞一ソフトウェア事業インフォメーション・マネジメント事業部長は、「情報系システムを別途構築するのにかかる初期投資や運用コストが削減できるため
10.1型Androidタブレット「Xperia Tablet Z」。本体サイズは266(幅)×172(高さ)×6.9~7.2(厚さ)ミリ、重さは約495グラムと非常に薄くて軽いボディが目を引く ソニーの3世代目となるAndoridタブレット「Xperia Tablet Z」は、先代(第2世代)の「Xperia Tablet S」や初代の「Sony Tablet S」からボディデザインを一新、超薄型軽量のフラットボディに生まれ変わった。 厚さ6.9ミリ(最厚部で7.2ミリ)、重さ約495グラムという数字は、10型クラスの液晶ディスプレイを搭載するタブレットで世界最薄にして国内最軽量、10型以上の防水タブレットで世界最軽量を誇る突出した値だ(2013年2月26日現在/同社調べ)。それでいて、防水(IPX5/7相当)と防塵(IP5X相当)の性能、洗練されたデザインまで兼ね備えているのだから、注
中山信弘東大名誉教授ら法学者・実務家6名の連名で「出版者の権利のあり方に関する提言」が公表された。これまでの著作隣接権や電子出版権の主張をくみつつ、落としどころになりそうな提言だ。 著作隣接権、電子出版権――紆余曲折を経ながら長らく議論されてきた出版物の権利について、いよいよ決着の時がやってきそうだ。 4月4日、中山信弘東大名誉教授ら法学者・実務家6名の連名で、出版物の権利について新たな提言が公表された。「出版者の権利のあり方に関する提言」としてまとめられたものは同日、明治大学のWebサイト上でクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス(CC-BY-ND)で公開された。同日に開催されたいわゆる中川勉強会(衆議院議員の中川正春氏が座長を務める『印刷文化・電子文化の基盤整備 勉強会』)でも中山氏らが招かれる形でこの提言が伝えられた。 同提言は、中山氏が研究代表者となっている明治大学知的財産法政
米国でデジタル音楽の中古売買サービスに違法判決が下された。 ●"A Setback for Resellers of Digital Products" The New York Times, April 1, 2013 裁判(一審)に敗れたのは、「ReDigi」という米国のベンチャー企業。同社は、アップルのiTunesから発売(配信)されたデジタル音楽の中古売買サービスを手掛けている。要するにiTunesから一旦音楽を買ったユーザーが、それを聞き飽きたら別の誰かに売るための中古市場を提供する業者だ。 中古とは言ってもデジタル音楽であるからには品質の劣化は全くない。それが「中古品」として安く売られれば、そもそも「新品の」音楽を買う人が激減する可能性が高い。これを恐れた米主要レコード会社の一つ、Capitol Recordsが昨年1月、著作権侵害を理由にReDigiを提訴していた。 電子書籍
ドコモ・イノベーションベンチャーズ(DIV)が運営する「ドコモ・イノベーションファンド投資事業組合(DIファンド)」は4月3日、イードおよびレピカが実施した第三者割当増資を引き受け、両社に出資した。 DIVは、ドコモが、NTTの子会社であるNTTインベストメント・パートナーズ(NTT-IP)の全株式をNTTより譲り受け、NTTグループを代表してベンチャー企業との連携を強化するために2013年2月に設立した会社。DIファンドは、DIVが設立した運用総額100億円のファンド。 イードは、IT総合ニュースサイト「RBB TODAY」や、自動車総合ニュースサイト「レスポンス」、ゲーム総合ニュースサイト「インサイド」など、ウェブメディアの運営を主軸としたマーケティングプラットフォーム企業。また、ECサイト構築システム「marbleASP」により、さまざまなECサイトを開発、運営している。増資額は明ら
富士通研究所は、研究開発戦略説明会を開催した。3年ぶりに研究開発テーマの位置づけを見直したほか、研究戦略を策定する4つの推進室を設置し、研究開発を加速させる。同時に12年度の主な研究成果も公開し、指で直感的に操作できる新しいユーザーインタフェース(UI)などを初めて披露した。 富士通研究所(以下、富士通研)は2013年4月3日、神奈川県川崎市の本社で、研究開発戦略説明会を開催した。3年ぶりに研究開発テーマの位置づけを見直した他、研究戦略を策定する4つの推進室を設置し、研究開発を加速させていく。同時に2012年度の主な研究成果も公開し、指で直感的に操作できる新しいユーザーインタフェース(UI)などを初めて披露した。 富士通グループは、ICT(情報通信技術)の利活用によって人がより豊かに安心して暮らせる社会「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」の実現を中長期の経営ビジョンとして
米Googleは4月3日(現地時間)、ChromiumプロジェクトのWebレンダリングエンジンを従来のWebKitからフォークしたオープンソースの「Blink」に切り替えると発表した。 WebKitは、Google Chromeの他、米AppleのSafariやノルウェーのOperaが採用しているオープンソースのレンダリングエンジン。GoogleはWebKitプロジェクトの中心的な存在だ。 GoogleはBlinkへの切り替えの主な理由として、ChromeでWebKitベースの他のWebブラウザと異なるマルチプロセスアーキテクチャを採用していることが、WebKitとChromiumの双方のコミュニティーの複雑さを増加させる原因になっており、イノベーションのスピードを減速させてきたことを挙げた。 また、Blinkの目標の1つはWebアプリの高速化を可能にすることという。Googleは、かつて
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