富士通は2016年12月5日、工場の製造設備から収集した稼働実績ログを可視化するソフト「FUJITSU Manufacturing Industry Solution VisuaLine」の提供を開始した。日々のグラフと比較することで通常よりも時間がかかっている作業などを一目で読み取れるようになり、設備の不調や老朽化などを発見できるという。 どの部品を何時何分に何個作ったといった、製造設備が出力する稼働実績のログを可視化するソフト。一つの製品を生産する行程で使う全ての製造設備のログを使い、工程時間を波形で表現したグラフで可視化する。製造設備であればログの種類は問わない。 ログの可視化によって、通常よりも遅延している箇所や、稼働当初よりも慢性的に時間がかかっている箇所などが、一目で把握できるという。異常箇所を誰でも簡単に発見できるようになり、従来であれば設備のアラームや稼働停止によって気付く