NECは2024年10月29日、2024年4~9月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高に相当する売上収益は前年同期比4%減の1兆4866億円。営業利益は60%増の446億円だった。買収関連費用を除いた調整後営業利益は33%増の610億円だ。 セグメント別では「ITサービス」の売上収益が前年同期比6%増の8905億円、調整後営業利益は19%増の564億円だった。「社会インフラ」の売上収益は2%増の4852億円で同セグメントの調整後営業利益は前年の2.8倍となる177億円だ。社会インフラの調整後営業利益が急増した要因について、藤川修代表執行役 Corporate EVP 兼 CFO(最高財務責任者)は「人員や開発費を注力領域に集中してそれ以外を削るといった利益改善施策が効いた」と説明した。 NECは同日、ネットワークソリューションやインフラ工事・保守などを手掛けるNECネッツエスアイ