山口県周南市は18日、建て替え予定のJR徳山駅ビルに、レンタル大手ツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の協力を得て図書館をつくる、と発表した。同社が運営し、「ツタヤ図書館」として人気を集める佐賀県の武雄市図書館の実績を踏まえ、市が協力を要請した。 新たな駅ビルは2018年度に現在地に完成予定。CCCとの連携は新図書館の企画立案に絞ったもので、運営まで同社が担うかどうかは今後詰めるという。 CCCが行政と図書館をつくるのは武雄市、宮城県多賀城市に次いで3例目。同社の高橋聡執行役員は18日、木村健一郎市長とともに記者会見し、「地方の駅前はどこも(にぎわいのなさに)苦しんでいる。街に合った図書館をゼロから考えたい」と話した。