時間や場所を選ばず、いつでも、どこでも働くことができる――。国の政策の影響もあり、昨今では「ワークスタイル改革」が話題になっているが、この“いつでも、どこでも”というキーワードが、教育分野においても重要になりつつある。 昨今は授業(講義)を動画化して、Webやアプリを通じて配信するケースが増えてきているが、国立大学の静岡大学も、このような取り組みを積極的に進めている。2016年度には、動画投稿サイトのYouTubeなどに合計725本の動画を公開したそうだ。 予習や復習が容易になったり、欠席時に学生が授業のキャッチアップがしやすくなるといったメリットもあるが、大学側では、講義内容を授業前に動画で予習しておき、教室では学生同士の議論や発表などの実習を中心に行う、「反転学習」への活用も見込んでいる。 こうした流れを推進すべく、静岡大学は日本マイクロソフトと3月8日、大学教育におけるIT活用に関す