水は商品でなく権利だ! 5月14・15日、「アメリカ大陸における民衆のオルタナティブを目指して──水・土地・環境を守るために」というスローガンのもと、“TINKUYAKUⅡ”という集会が、コルドバで開催されました。 私は、「環境に優しく」とか「地球を守ろう」といった類の、いかにも先進国的な発想の環境保護キャンペーンには、どうしても偽善的な印象を感じてしまいます。この日も、少し懐疑的な気持ちで、会場に入りました。 ところが、そこでまず気づいたのは、環境問題を明確に新自由主義批判の枠組みから捉え、その対抗軸を構築するという姿勢が、はっきりと貫かれているということでした。 「水は商品ではなく権利だ!」「水道事業を、利用者・労働者による民主主義的管理に基づく国営に!」という主張が様々な運動から出され、水をイメージさせるバケツとゴムホースを持った人々のデモが行われました。 環境資源や生命までもが商品