「保育士の待遇今すぐ改善!」「子どもの未来に税金使え!」「保育士なめんな!」 3月25日午後8時過ぎ、国会前にそんな声が響き渡った。 この日行われたのは「♯保育士目指してるの私だ」と銘打たれたアクション。自らが保育士を目指している高校生男子・そらさんが呼びかけたデモには、約80人が参加。幼い子どもたちの姿も目立った。29年間保育士として働く女性などがスピーチし、集まった人々が掲げるプラカードには「保育士の賃金上げろ! ♯応援してるの私だ」「保育士に正当な待遇を!!」などの言葉が躍る。寒風が吹きすさぶ中、老若男女が声を上げたのだった。 その光景を見て、前日に試写会で観た映画を思い出した。 SEALDsの活動を半年間にわたって追ったドキュメンタリー映画『わたしの自由について〜SEALDs2015〜』(監督・西原孝至)だ。 画面に映し出される、戦後70年の熱い熱い夏。 安保法案の強行採決が迫る中