阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫社長は13日、傘下の阪急電鉄が大阪都心を南北に貫く鉄道新線「なにわ筋線」に乗り入れることを正式に表明した。十三駅の地下からJR大阪駅北側に建設中の「北梅田駅」(仮称)に連絡線を新設する。十三と新大阪を結ぶ新線を建設することも明らかにした。 大阪市内で開いた株主総会で株主の質問に答えた。 なにわ筋線は、阪急より線路幅が狭いJR西日本と南海電気鉄道の車両の規格に合わせて整備する予定で、角氏は「なにわ筋線の計画に入らせていただく。狭いゲージ(線路幅)用の車両を造り、メンテナンスは相互直通する相手にお願いする」と説明した。 なにわ筋線は、北梅田駅から難波付近を結び、2031年3月末までの開業を目指している。