19日午後0時10分ごろ、大阪府箕面市下止々呂美(しもとどろみ)の新名神高速道路の建設工事現場で、トラックのクレーンでつり上げていた重さ約800キロの鉄板(縦約3メートル、横約1・5メートル、厚さ約2センチ)がフックから外れて落下し、建設会社員の中村建二さん(48)=同府高石市=が下敷きになって間もなく死亡した。新名神の工事を巡っては昨年4月以降、事故が相次いでいる。府警などが安全管理に問題がなかったか調べている。 西日本高速道路(NEXCO西日本)によると、工事は同社が建設会社など2社に発注。この日は道路の舗装工事で重機や車両を走らせるために鉄板を敷き詰めていた。中村さんは下請け会社の社員で、土の地面が平らになるよう作業をしていたという。事故を受け、新名神のクレーン作業の一部は中止となった。 新名神の工事現場では事故が相次いでいる。昨年4月には神戸市北区で橋桁が約15メートル下の国道に落