NHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」の今週火曜(3月4日)放送の第128回では、大阪大空襲のさなか、ヒロイン・め以子(杏)たちが地下鉄の心斎橋駅構内に逃げこみ、さらにはホームに入ってきた電車に乗ってより安全な梅田方面へ避難するという場面があった。そもそもめ以子が地下鉄駅に避難したのは、夫で大阪市職員として地下鉄建設にかかわった悠太郎(東出昌大)から渡された手紙に「地下鉄に逃げれば安全だ」と書かれていたからだ。 このエピソードは、実話にもとづくものである。1945年3月13日夜から翌日未明にかけての米軍による大阪大空襲(第1次)の際、街が火に包まれるなか、大阪市営地下鉄の心斎橋駅に避難してきた人々を救うべく、電車が梅田方面や天王寺方面へ運行されたというのだ。 もっとも、空襲下に地下鉄を走った救援電車について公式な記録は一切残っていない。というのも、戦時中の地下鉄は軍事輸送に使われることも多
安全な地下鉄駅に逃げることは許されない アメリカ軍が東京と大阪を空爆した1945年3月、すでに両都市には地下鉄がありました。「空襲のときは安全な地下駅に逃げよう」と思う人も多そうですが、それは禁止されました。「空襲のときは、一時的に待避をしてもよいが、直ちに飛び出して消火をせよ」と義務付けられていたのです。 ■帝国議会で発表された「地下鉄への避難禁止」 大空襲より3年以上前、真珠湾攻撃による日米開戦の前月に、帝国議会(当時の国会)で「空襲時には地下鉄の駅や施設を避難場所に使わせない」という政府方針が示されました。 地下への避難を禁止する理由は 「空襲時は一時的な待避のみが許されるのであって、空襲の直後には身を挺して消火活動に飛び出さなければならない。したがって、安全な地下駅に逃げることは許されない。また、空襲時には軍事・消防目的の輸送が優先されるから国民一般の避難に使わせることは不可能」と
◆反省なき戦後を反映 旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐり、NHKの籾井勝人会長が「戦争をしているどこの国にもあった」と発言した。就任会見で語られた発言は根拠が不明確な上、慰安婦の実態や人権への基本的な認識を欠いているという点においても公共放送のトップとしての資質が問われるものだ。慰安婦問題に詳しい、関東学院大の林博史教授に発言を検証してもらった。 (1)「戦争をしているどこの国にもあった」 慰安婦制度の実態について公文書や資料、証言などを基に調査研究を続ける林教授は言い切る。「第2次大戦中に限れば、慰安婦制度があったのは日本とドイツだけだ」 林教授らが慰安婦問題の理解のためインターネット上に開設したサイトでは、日本軍慰安婦制度の特徴として計画の立案、女性集めと輸送、慰安所の管理などすべてが軍の管理下に置かれ、時には軍が直接実施している点を列挙。こうしたケースはナチス・ドイツの例を除い
――「政府とNHKの考えが逆になるのはあり得ない」と言いましたが、直近でも秘密法は政府が提案し、強い反発があった。イラク参戦も、日本国内外で反対があった。そういう意味で、常に賛否両論がある問題をどうするのか 政府と逆になることはないといったのは国際放送の話。秘密法については、いろいろな意見もあります。政府に逆のことは言わないんだといっているわけではありません。それなりの意見があってよろしいじゃないかと。政府の人なんかに言わせれば、賛成があってもいいじゃないか、メディアは反対ばっかりということもありますから。基本的には政府ときちんと距離をおいてやる。放送法にそってやれば、政府のいいなりにはならないというのが私の思いです。
旧日本海軍の特攻作戦で戦死した隊員の遺族を対象に、昭和20年代、大規模な調査が行われ、1000通以上に上る遺書などが回収されていたことが分かりました。 遺書などの多くは、隊員たちが「特攻を志願していた」ことを示す内容で、専門家は「旧軍の指導層が、集めた遺書などを根拠に戦後高まった作戦指導への批判や追及の声をかわそうとしていたのではないか」と指摘しています。 見つかったのは、太平洋戦争の末期、旧日本海軍の特攻作戦で戦死した隊員およそ2000人の遺族を調査した資料で、広島県江田島市にある海上自衛隊の施設に保管されていました。 調査票には、それぞれの遺族について家族構成や戦後の暮らしぶり、遺族どうしの交流などを調べた結果が詳しく記されています。 そして、調査にあたって遺族から回収した1000通以上に上る直筆の遺書や手紙のほか、出撃前の写真など本人の遺品が添付されていました。 遺書などには「待望の
最近の私の楽しみは、NHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」。 主演・尾野真千子の演技力もさることながら、何より感心させられるのは、脚本の面白さだ。 登場人物の設定から一つひとつの台詞まわしまで、細部にわたって工夫が凝らされており、 これまでの連ドラの固定観念を超えた、一つの芸術作品に仕上がっている。 私は先日、その舞台となっている岸和田を訪れた。写真はコチラ。 私が住んでいる堺と岸和田は、南海電車で約30分ほどの近距離なのだが、 学区が違うせいか余り縁が無く、これまで岸和田について知る機会は殆どなかった。 そこで行く前に下調べをしようとネットで検索したら、偶然とても興味深いページを見つけた。 この記事【1】【2】は、岸和田図書館の職員の方が本の紹介を目的として書かれたものだが、 大正・昭和時代の岸和田の女性史が、非常によくわかる形でまとめられているので、 ぜひ多くの人に読んでほしい。山岡
8日に始まったNHK大河ドラマ「平清盛」について、日宋貿易の拠点として清盛ゆかりの地である兵庫県の井戸敏三知事は10日の記者会見で、「鮮やかさがなく、薄汚れた画面ではチャンネルを回す気にはならないというのが第一印象。観光にも影響が出る」と感想を述べた。 今後の展開次第では、NHKへの申し入れなども検討するとしている。 自宅で初回を見たという井戸知事は「うちのテレビがおかしくなったのかと思うような画面だった」と話し、色彩を抑えた映像手法などを批判。 「時代考証は史実に忠実にするというのが方針と聞いているが、何も時代考証を学ぶために見るのではない」とし、「日宋貿易に象徴されるような、将来を先取りした人物像を正面に据えていただけるよう期待している」と注文を付けた。
NHK の「戦争証言プロジェクト」公式サイトに次のような告知が掲載されていました。 週刊ポスト「証言記録 兵士たちの戦争」関連記事について 週刊ポスト9月23日号に『NHK「人肉食った日本兵」証言に重大捏造疑惑』と題する記事が掲載されました。 これについて、NHKは9月7日、週刊ポストに対して謝罪と訂正を求める抗議文を送りました。 抗議文は以下の通りです。 平成23年9月6日 抗議文 貴誌は、9月23日号に掲載したNHKの「戦争証言プロジェクト」(以下、「当プロジェクト」といいます)に関する記事の見出しにおいて、『NHK「人肉食った日本兵」証言に重大捏造疑惑』と記し、また、表紙や新聞広告、インターネットにおいても同様の記載をしています。 しかしながら、当プロジェクトの番組もアーカイブスも、証言していただいた方の発言に基づいて編集し、捏造した事実は一切ありません。また当方は、貴誌からの取材に
Author:Betelgeuse Amazon画像いじり、クレイモア(漫画)、アインハンダー(ゲーム)などについてだらだらと続けるブログ。 その他、タクティクスオウガネタ、動植物ネタ、時事ネタ、宮城県・仙台ネタなども扱います。 はてなアカウント、fc2のこのブログ、twitterでおもに活動しています。それ以外のbetelgeuseさん達は同名の別人。HUMANオス。 Amazon.co.jpアソシエイト カテゴリー 未分類 (15)リンクや感想など (4)Amazon (107)雑記 (154)クレイモア (41)はてな (4)インスタントストア (5)PHSなど (11)PSP(PlaystationPortable) (13)アインハンダー (48)ニコニコ動画・YouTube (126)動植物 (117)事件・事故・単語などのメモ (261)コミック・ライトノベル (35)ゲーム
Apemanさんのエントリー『NHK「シリーズJAPANデビュー」に自民議連が質問状?』についたni0615さんのコメントを拝見し、例のNHKジャパンデビュー台湾編でアレな人たちがアレコレ文句をつけている件で、チャンネル桜が番組に出演した柯徳三氏にインタビューしているのを知りました。ご紹介ありがとうございます。正直実際に見る前まではまたチャンネル桜の「台湾人は日本に感謝しているお」かよ…と思っていたんですが、これがとんでもないやぶへび!涙なくしてはみられません! 15年戦争資料 @wiki 【資料】NHK JAPANデビュー第1回『アジアの“一等国”』をめぐって http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1960.html インタビュアーが柯徳三氏の著作「母国は日本、祖国は台湾―或る日本語族台湾人の告白 」に言及すると「(著作物の中の)日本にとっ
日台双方で批判続出…NHK「偏向報道」政界に波及 5日放送「アジアの“一等国”」自民議連が意見書 NHK総合テレビが5日に放送した「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー 第1回『アジアの"一等国"』」の内容に対し、有識者らが「偏向・歪曲報道」などと批判している問題で、自民党の保守系議連「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文科相)が近く、同局に質問状を提出することが20日、分かった。問題はついに政界に波及することになった。 番組は、日清戦争後の日本による台湾統治について、一等国を目指して統治の成功を海外に誇示したが、日台間の格差と同化という矛盾を抱え、やがて皇民化運動で日本文化を強制した−などと放送した。 これに対し、日台の文化交流を進める民間団体「日本李登輝友の会」(小田村四郎会長)は10日、「日本が一方的に台湾人を弾圧したとするような史観で番組を制作すること
NHK総合テレビが5日に放送した「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー 第1回『アジアの“一等国”』」の内容が偏向していたとして、日本李登輝友の会(小田村四郎会長)は10日、福地茂雄NHK会長あてに抗議声明を出した。 番組では、日清戦争後の日本による台湾統治について、一等国を目指して統治の成功を海外に誇示したものの、日台間の格差と同化という矛盾を抱え、やがて皇民化運動で日本文化を強制した-などとした。 この放送に対し、声明は「日本が一方的に台湾人を弾圧したとするような史観で番組を制作することは、公共放送として許されるべきではない」とした。 NHK広報局は「歴史を振り返り、未来へのヒントにしたいという番組の趣旨を説明し、理解していただきたいと考えています」としている。[関連トピックス]歴史問題・昭和史
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