(中国通信=東京)蘭州8日発新華社電によると、石灰を貯蔵した珍しい灰坑が先ごろ、甘粛省庄浪県で発見され、4000年がたっても、内部には未使用の石灰が残されていた。 この石灰を貯蔵した灰坑は、新たに見つかった大嘴梁遺跡の中心部で発見され、灰坑内には高さ40センチ、幅30センチの石灰が堆積していた。見つかった石灰は粒子状で、黄白色で、固く締まっていて、現在の建築材料の石灰と基本的に同じだった。 庄浪県で第3次全国文化財調査を行った李暁斌隊長は次のように述べた。これらの石灰は、当時の住民が住宅の表面を白色に仕上げるための材料で、未使用だ。堆積状態からみて、この地で焼成されたものとみられ、今から約4000年前には、ここで生活していた住民はすでに石灰焼成技術を掌握していた。 大嘴梁遺跡は庄浪県岳堡郷に位置し、今年11月の文化財調査で発見され、面積は約50万平方メートル。李隊長によると、この遺跡は仰韶